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奥多摩編(東京)

2006/8/20

 今回向かう先は、多摩川の上流にある人造湖の奥多摩湖です。奥多摩はツーリング・スポットとしてはかなりメジャーな場所なので、いつかは行ってみたいと思っていました。今回私についてきた小龍包さんは、これが本格ツーリング・デビューとなります。
 奥多摩湖は、富士五湖のように湖を周回することができません。そこでこのツーリングでは2つの案用意しました。

  @奥多摩湖沿いを半周し、途中から峠を上って奥多摩湖を展望した後、来た道を引き返す案(ラクチン・コース)
  A途中で引き返さずそのまま峠の最高地点まで上りきって、奥多摩湖とは逆の五日市駅まで向かい、
    そこから輪行して奥多摩駅まで来て、さらに自転車を漕いで車をデポした所まで戻ってくるという案(ツワモノ・コース)

です。距離的には前者のほうが半分くらいで済みます。どちらの案を採用するかは、途中までの諸状況によって見極めることにしました。

 さて当日、私は朝5時半頃に起きて準備に取り掛かりました。昨日から既に色々と準備してあったので、比較的楽に準備完了となるはずでしたが、一晩充電しおいたGPSレシーバがどうやら正常に動作しません。電池を入れると電源を入れる前に動き出し、動き出した後はボタン操作を受け付けてくれません。どうやってもうまくいかず、結局予定より15分ほど遅れて、小龍包さんとの待ち合わせ場所に到着し、2台の自転車を積んで出発しました。

     



 一般道のみを通り、奥多摩湖が見える駐車場に到着したのは10時頃でした。
 早速自転車を組み立てますが、暑いのなんの・・・自転車を走らせる前に汗びっしょりになり、そうとう体力を消耗したと思います。この駐車場ではS2000やオートバイのオフ会が行われていて、随分とにぎやかな感じでした。組み立て作業をしているときに、一人男の人が話しかけてきました「自転車で上るの?」j、それに対し「えぇ・・」と適当に答えておきました^^;)。あまりの暑さに丁寧に話しに受け答えする気にならなかったからです。日焼け止めもしっかり塗りいざ出発です!(10時半をまわっていたと思います)

       



 湖畔沿いに自転車を漕ぎ始めると、風がとっても気持ちよく、自転車を組み立てているときのほうが、よっぽど汗をかきっぱなしでした。途中、トレーニングに励んでいるロードレーサーを何人か見かけました。

      



 しばらくすると、浮き橋が見えてきたので、階段を降り、しばし観光気分に浸ります。

      



 この浮き橋思ったより上下に動くのでとても面白いです。もちろんこのまま橋を渡りきるわけにはいかないので、自転車まで戻り湖畔沿いを大回りして、向こう岸の三頭山方面に向かいます。

       



 さらに、橋を何個か渡り、下写真の深山橋(手前)と三頭橋(奥)を渡ると奥多摩周遊道路が始まります。いよいよ長い上り坂です。今回の峠は1145mの風張峠です。海抜0mから上るわけではないのですが、それでも標高差は600mほどありますから、それなりに手ごたえがあります。

       



 奥多摩周遊道路は走り屋さんが多く、ちょっとエンジン音が耳につくのが残念ですが、それ以外はとてもよいツーリングコースです。
 小龍包さんにとっては、初めての本格峠越えとあって、かなりペースダウン気味ですが、それでも弱音を吐かずに確実に上ってきます。

      



 途中最も見晴らしの良いとされる・・・標高993mの月夜見第一駐車場に到着しました。確かに奥多摩湖を一望でき、すばらしい風景が望めます。そして今まで通ってきた道を眼下に見下ろすことで、随分上ってきたんだなぁ・・・・と感慨深い気持ちになります。この気持ちは車やオートバイで上って来た人にはわからないでしょうね。同じ景色を見ていても感動がまったく違うと言っていいと思います。
 ここで、先ほど途中で抜かれたMTBに乗った中年夫婦が既に休憩をとっていました・・・すばらしい体力です。
 ちなみにこの辺りに来るとロードレーサーを見かけることが少なくなりました。比較的平地で練習している人の方が多いのでしょうか・・・。

        



 この奥多摩周遊道路には自販機、売店がほとんど無いのです。私が所持していた唯一の飲料水の500mLペットボトルも第一駐車場で既に空となってしまいました。ちょっと油断しました。体力のほうは随分余力があるので、無理せずに上ることにします。
 さて、そろそろこの駐車場を立ち去ろうとしたときです。雨が降ってきました。とりあえず売店らしき跡で、雨宿り・・・。もちろん山の天気が変わりやすいことは、今までのツーリングで十分に身にしみているので、いつものゴアテックス・ジャケットにレインシューズ・カバーを持参していましたが、あせらずもうしばらく休憩していくことにしました。

      



 ちなみにここで引き返すと案@になり、このまま上ると案Aになりますが、やや雨が弱くなったところで峠頂上を目指して出発することにしました!

     



 しばらくすると月夜見第二駐車場に到着・・・・でも、こちらはそれほど眺めが良いわけではありませんので、あまり休まず先に進みます。


      



 しばらくして今度は風張峠駐車場に来ました。ここが最高地点の1146mになります(東京都道で一番標高が高い場所)。しかし、ここも眺めが良い訳ではないので、そのままスルーしてここからは一気に下りモード全開です。

     



 この後はほんとうに延々と下りなのです。かなりの勢いで下っていけます。細かいコーナーが続くところでは、4輪車に追いついてしまうくらい気持ちよく下って行けます(時速50kmくらいです)。

     



 だいぶ下った奥多摩周遊道路の終わりのほうで、数馬駐車場に入りました。ここには自販機や売店があり、やっと水分を補給できました。あまりにものどが渇いていたので、500mLのペットボトルを一気飲みし(あまりよろしくないのですが・・・^^;)、もう一本携帯用に購入しました。

       



 のどの渇きがとれると、今度はおなかがすいてきました。小龍包さんが作ってきてくれたおにぎりを食べました。小龍包さんは売店でソフトクリームを買って、食べていましたが、後で聞いたところ柚子味だったそうです・・・う〜ん、うまそう。
 念のため、小龍包さんが警備員さんに道を尋ね、行き先確認し、出発です。

     



 まもなくして、奥多摩周遊道路が終わり、檜原(ひのはら)街道にでます。この道を走って五日市を目指します。

     


 檜原道路は、奥多摩周遊道路に比べて、”森の中を走っている”という気持ちになれる、そんな道路です。

      



 また時折見える建物も比較的風情のあるものが点在している感じがしました。写真のような家のほかにも、蔵なども見かけました。

      




 またこの道は、ずっと秋川という綺麗な渓流沿いにあるので、魚釣りや水遊びをしている人を時折見かけます。途中、そば屋やほうとう屋さんを見かけましたが、やはり水が綺麗なことが関係あるのでしょうか?
 水のせいなのか、空気がヒヤッとするぐらい涼しい場所が所々にあるのです(ちょっと寒いくらいです)。

       



 下るにつれて建物が多くなってきます。町にやってきたなぁという感じがしてきます。

     



 なんとか五日市までやってきましたが、ふっと気がつくと今まで後ろにいた小龍包さんがいません。数分待ってもやってこないのです。さすがに心配になって、引き返します。どうやら両足がつってしまい、動けなくなっていたようです。

 さらに、途中コンビニに立ち寄ったときに、後ろを振り向いて小龍包さんに話しかけようとしたとき、私が立ちゴケをしてしまいました^^;)。リアディレイラーを少しぶつけましたが、特に怪我やトラブルは発生しなかったのでよかったです。これが私の立ちゴケ・デビューです(ってあまりしたくないデビューですが・・・)。

 無事、五日市駅まで来たときには、やや空が赤みを帯び始めていました。すぐさま輪行の準備に取り掛かります。キャンプツーリングの時くらべ荷物がかなり少ないとは言え、自転車を担ぐのに慣れることはありません・・・やっぱりこの重さは嫌ですね。初めて輪行を体験する小龍包さんの手伝いをしてから、自分の自転車を分解し始めます。

       



 無事五日市線に乗り込み、拝島まで向かいます。しばし睡眠をとります。

       



 拝島で青梅線に乗り換え、青梅駅まで行き、再度乗り換えて奥多摩駅に向かいます。

      



 もう、この頃になるとあたりは真っ暗です。今回も夜間走行するハメになりました。
 さて、奥多摩駅まで少し眠ったこともあり、だいぶ体力的にも余裕があります。強いて言えば、車をデポした駐車場が閉まっていないかが心配でした・・・・・(って前もって調べておくべきですよね^^;)

        



 山中は真っ暗とはいえ、道に沿って街灯があるので、比較的楽に走行できます。途中トンネルを10個ほど抜けますが、時間帯も遅いとあって、車の量が少なく走りやすいです。今回はかなり”ゆっくりペース”で走ったこともあり、体力的にはかなり余裕があるため、車をデポした地点まで延々と上り坂とはいえとても楽でした。また2人ツーリングとあって、気持ちの面でもそれほ不安を感じません。

     



 5kmほど走ったところで、明るく照らされたダムが見えてきました。車まであと一息です。

     



 無事、駐車場にやってきたときには、9時頃になっていました。駐車場には電灯がなく、車がどこにあるのかすぐにはわかりませんでした。でもとりあえず、駐車場は閉鎖されておらず一安心です。

     



 自転車をばらして、車に積み込みますが、真っ暗なので自転車LEDライトの2つの明かりで作業を進めます。最後に忘れ物が無いか念入りにチェックして、奥多摩湖をあとにしました。

     



 今回は、1000m超峠越え、山中夜間走行、輪行と、内容盛りだくさんの本格ツーリングとなりました。途中それぞれディレイラー・トラブル、立ちゴケ、雨降り、足ツリと色々とありましが、大きな怪我や事故もありませんでしたので、これらもいい経験です。