電車・フェリーを使って輪行する場合、輪行袋を用意します。輪行袋選びのポイントとしては、コンパクト&軽量であり、かつバイクに傷が付きにくいものが良いですが、このあたりの要望は相反する部分でもあります。キャリアが装着されている場合は、キャリアまで分解するかどうかも決める必要があります。
私はキャリアを分解しない方法を採用しました。理由は分解が面倒であるというより、分解したキャリアをフレーム等に干渉しないように養生して輪行袋に収めるのを避けたかったからです。この場合、キャリアをとりつけたままバイクを収納できる輪行袋として、前輪だけをはずすタイプのものを使うことになります。この手の種類としては、
●オーストリッチ
●タイオガ
のものがあります(2004年8月現在)。また、オーストリッチには生地が丈夫なタイプも別にラインナップされています。その代わり重いです。 ちなみに、私はオーストリッチの丈夫なタイプを選択しましたが、それでも擦った部分に少し穴が開きました。
写真は、左から、肩パッド、チェーンカバー、輪行袋です。輪行講袋には前輪用袋、中締めベルト、輪行袋入れなどが含まれています。
肩パッドは正直言って必須です。これがあるとないとでは全然違います。肩への食い込みを減らし、滑り止め効果もあります。少しでも荷物を減らしたい人は、風呂用タオルなどを代用してもいいかもしれません。
チェーンカバーは、輪行袋に荷物も収める場合は、荷物がチェーンオイルまみれにならないようにするために必要でしょう。サイドバッグなどを輪行袋に入れず、別にかつぐのであればいりません。

輪行袋に収めると下の写真のようになります。キャリアのタイプによっては、前輪が今までのように簡単に外れません。また、チェーンカバーは取り付けるときに手を汚さないようにやるのは慣れが必要でしょう。名前のようにFiveMinutesでしまうには相当慣れが必要でしょうね。

正直言って、サイドバッグなどをつめると袋には全然余裕がありません。キチキチです。みなさんも必ず事前にパッキングして、チェックしてくださいね。また、荷物を実際にどのように持つかもシュミレーションしてください。担いで、歩いて体験するこの重さ・・・想像以上ですよ! ^^;)
で、今度は自転車を出して袋をたたんでみてください。慣れないうちは、なかなか元の袋に収まらないです。それなりに上手にたたまないと元の袋には入らないようです。ちなみに、私の買った”輪行袋を入れる袋”は丈夫な生地でできており、重いので、北海道に行くときは普通のビニール袋に入れて持って行きました。別に”輪行袋を入れる袋”まで丈夫な必要はありませんから・・・。

この手順はあくまで私の行っている手順です。
(1)折りたたみ(メンテナンス)スタンドで自転車を自立させます。
※私は何かと便利なので左右のバランスがとれる折りたたみメンテ・スタンドを持参してます。
(2)バッグ類を外します。
(3)ライト類(フロント、テール)を外します。
※これらはバッグに入れて持ち歩きます。特にフロントライトは懐中電灯代わりにできます。
(4)前輪を外し、前輪収納袋に入れ、フレームに固定します。
※これでFキャリアによりスタンド無しでも自立できます。
(5)バーエンドをブレーキレバーを保護する位置で固定します。
(6)ステムのネジを緩めて、ハンドルを縦にし、ステムのネジを締めなおします。
※ケーブルに無理なテンションがかからない方向にハンドルを曲げます。
(7)バーエンドでタイヤを挟むように且つ、ハンドルが動かないようにベルクロで固定します。
※前輪も結ぶように、ベルクロをかけるようにします。
(8)リアフェンダーを外し、内側に向けて付け直します。
(9)シートポストの汚れを拭き、サドルを下げます。
(10)チェーンカバーをつけます。
※輪行袋に他の荷物を詰めない人は不要です。
(11)(メンテナンス)スタンドを外します。
(12)自転車を輪行袋に入れ、袋の外を各ベルクロで縛ばります。
下の写真が(1)〜(11)までの作業を終え、これから輪行袋に収めるところです。
ポイントになりそうな所を赤丸で記しておきました。
※左からテールライト、リアフェンダー、シートポスト、前輪固定ベルト、ハンドル・前輪固定ベルト、フロントライト、バーエンド
尚、自転車を組み立てる手順は逆になります。

袋に収納した時の様子です。でっぱりが少なく比較的楽に収納できます。

キャンプツーリングでは、自転車以外にもたくさんの荷物があります。これらの荷物を運ぶ方法は次の4通りぐらいでしょうか。
●自転車と一緒に輪行袋にいれる
●リュック式にまとめて背負う
●キャスター付キャリアに載せて引っぱる
●普通に手で持つ
まず、一つ目は、自転車も含めて荷物が1つにまとまるため扱いやすそうですが、全ての重量が肩の一点に集中するため、決して楽ではありません。また、新幹線やフェリーで自転車を自分から離れた場所に保管する場合には、必要な荷物(上着、貴重品)を取り出しておく必要があり、取り出すのは結構面倒です。リュック式に背負う方式は、腰を悪くしたりしてなければ、とても快適に移動できるでしょう。電車の改札や、階段などを通る時も一番楽でしょう。最近はリュックになるサイドバッグも売られていますね。力のない人や腰を痛めている人は、キャスター付キャリアがいいでしょう。ただ、平地は楽ですが階段では二つの荷物を持ち上げる必要があるので、これはかなり大変です。また、ツーリング中はキャリア自体が余計なかさばる荷物になるというデメリットもあります。最後の方法は、とくにメリットが無いような気がしますが、上手に荷物をまとめらることがポイントでしょうか。二つのサイドバッグをくっつけることができるものを利用するといくらか楽そうです。ちなみに私は、すべての方法を試してみて、キャスター付キャリアを利用することにしました。

普通電車で輪行する場合は、輪行袋は電車の先頭車両か最後尾の車両に乗り、壁に立てかけさらにはロープなどを利用してくくりつけます。列車によっては立てかけられない場合もあり、その場合はできるだけ席を塞がないように、手でしっかり支えましょう。
新幹線などの場合、自分の席のある車両の最後尾席の後ろなどに置きます。できればロープで固定します。リクライニング時に多少押されても大丈夫なようにしておきましょう。東北新幹線”はやて”は3列席と2列席に分かれています。後輪をつけたままですと3列席の後ろにしか置けませんが、後輪を外して輪行袋に入れる場合は2列席の後ろでも大丈夫でしょう。

どうしても置く場所が見つからない場合は、車掌さんなどに相談するとよいでしょう。最後尾のデッキに置くと、特急などの場合、乗車券チェックにくる車掌さんが出られなくなる場合があるので注意が必要です。下の写真は片側2列しかない特急電車で、自由席で比較的空席が多かったときのものですが、座席をクルッと回して向かい合わせにし、下写真のように置くよう、車掌さんに言われましたこともありました。

フェリーに自転車を持ち込む場合、港によってはターミナルからフェリーまでの距離が長い場合もあり、また階段もいくつかあるので、結構大変です。階段では、荷物をそれなりの高さに持ち上げる必要がありますので、輪行袋以外にも荷物がある場合は、持ち上げ方をあらかじめ確認しておいたほうが絶対いいです!リュックだと楽でしょうね。
最も重要なポイントは、フェリーに自転車を持ち込んだらすぐに、フェリー乗船口にいる乗務員の人(必ずいます!)に”この荷物を、このあたりに置かせてください”とお願いすることです。すると、”倒れないように固定してください”と言われますので、輪行袋の肩掛け紐などを利用して、フェリーの鉄製の配管などに固定しましょう。心配ならワイヤーロックなどで固定してもいいでしょう。こうすることで、フェリー乗船口の辺りに自転車を置くことができ、狭い階段やエスカレータを通って、客室まで持ち込む必要が無くなります。これはかなり楽です。しかも、この場所は乗降時以外に乗客は入れない階なので、いたずらの心配もなく、場合によっては(風呂やトイレに行く時など)客室に置いておくより安心です。
私は苫小牧-八戸間のフェリーの場合、下の写真で登ってすぐ右のところに置かせてもらっていました。

また、自転車を輪行袋に詰めない場合は、下のような感じでロープと輪留めで固定してもらえます(ただし、この場合別途自転車料金が必要)。船によってはフックなどにひっかける場合もあるようなので、フレームに傷つかないように固定されているか、ちゃんと自分の目でも確認するようにしましょう。

実はまだ飛行機を利用した輪行は体験していないので、まだノウハウらしきものはありません。今後体験する機会があったら、ここで紹介したいと思います。